北京五輪後の正直な気持ち

Twitterのツイートで書いたり、スペース(お話出来る機能)でも散々話したりしておりましたが、今一度心を整理してみようかと

時間が経ち、だいぶ気持ちは落ち着いてきました。そして、今だから思うのは・・・

スケートの神「結弦、この北京五輪で三連覇したらやめちゃいそう?!
どうしょう!💦このままだと三連覇してしまう!嫌だ!!!
ええい!(ピキーン☆)」
ってリンクに穴を開けた?!なんて漫画みたいな空想(重症も末期)

だって、あんな事故・・
世界が至高の美技に騒然となるはずだったSPのロンド カプリチオーソ様が
演技させてもらえなかった

本来の演技をさせてもらえなかったというべきか。💦
抜けた後からは彼の持てる技術と精神力で本当に美しく滑りきった。
あれは彼だからこそ出来る凄まじく難しい事です。)

(気持ち)着氷が詰まったり、ステップがレベル4を何故か貰えなかったり完璧な3Aの出来栄え点が出し渋られたりとかは予想してはいたけれど、

自分のトレースにハマるのを避け、数センチずらしての万全の構えでスタートしたのに・・・もう、あれは、

神の悪戯としか思えない(涙)

COVID-19渦のせいでカナダに戻れず、ずっと故郷の地で、4Aをモチベーションに競技者と言ういばらの道、現役続行を選んで下さり・・・
深夜の時間にたった一人での練習。
2021シーズンも同じく、そんな過酷すぎる練習環境の中、全日本を別次元の演技でぶっちぎりで優勝→北京五輪へ出場という流れに。
彼も会見で話していましたが、

本当は考えてなかった北京五輪

三連覇という権利を有するのは自分だけ

4Aを決めて三連覇を目指します

こうやって文字にして応援する私やガチ・ファン層、世界中の報道メディア、五輪しかフギュアスケートを見ない一般の層は、

わー!羽生結弦選手が北京五輪へ三連覇目指すって!!!♪♪

彼ならやってくれそう!なんつっても五輪二連覇のヒーロー!
羽生くんならやってくれそう!!!頑張れーーー♪
・・なんて(お気楽に)お祭り状態になってしまった。

羽生結弦選手の心中は羽生くんにしか分からないのは重々承知ですが、

もしかしたら・・

おいおい(笑)嬉しいのは分かるけど、期待は嬉しいけど、
俺、今期1回しか試合に出てないんだけどなー・・・

脚の捻挫もまだ治りきってないし・・全日本の事しか考えてなかったからピークをここに持ってきてるっての!
(TVインタビューではポジティブに答えたけどさ!)

もう、しゃーない!もっかい頑張って北京で4Aやってやるか!!!
五輪こそ4A、世界初着氷がふさわしい舞台だな!

なんて思ってたんかなぁとか(※あくまで勝手な憶測です)

で、COVID-19オミクロン株が猛威をふるう最中の北京五輪。
彼にとってCOVID-19罹患は、命に関わる非常に危険なこと。
あまりにも彼が美しく、演技も美しく魅せるので、
彼が循環器系疾患である喘息持ちである事、COVID-19が最大の敵であることを、つい忘れてしまいがち・・
(これはCOVID-19に対する感覚の違いが、人それぞれかなりの差があるのが現状(涙))

彼の北京入りがぎりぎりのタイミングぐらい遅めだったのは、インタビュー記事にあった、長期間いると疲れるという事と、一番はやはりCOVID-19に罹患する確率を極力下げる為だったと推測。

いきなり”防護服を着たファン”にしか見えない空港でのボランティアの対応には、愕然+憤り。守ってくれる屈強なSP達は?!
そんな近くに寄るな!触るな!防護服の表面は汚染されてる可能性大!
・・などと平昌の空港入りと比較して盛大にブチ切れた私。

北京五輪の大会は、バブル内だから安心とか全く無かったはず
共同会見の時に彼は最初に言ってた。
バブル内で陽性者が出てる中、取材スペース等で密になる事の危険性を。
だからこうやって会見の場を設けてもらってと感謝の言葉を述べてらした。

COVID-19罹患の危険のストレスは他の選手も同じかもしれませんが、罹患した際の深刻度が結弦くんは違う。だから、本当に精神的にも大変な五輪だったと思うんです。
加えて、三連覇と4Aに世界中の注目を集めての五輪。
いくらプレッシャーどんと来い!って世界的に強いメンタルでも
やっぱ今世紀最大級のプレッシャーだった事は間違いないわけで・・・

そんな中、まさか、SPで氷の女神の気まぐれが起きるなんて・・
ほんま勘弁してくださいよ〜(涙)
結弦君の心中は想像を絶する。
さぞ悔しく、やるせなさで一杯だったろう・・・

三連覇を狙うという挑戦は、
スケートの神様的にはこれはアカん!」という何かだったの?!
もうそっちの世界の話へ持って行くしか納得し難い(涙)

もし、あの穴がなかったら・・・
どういう試合展開になったのか・・また流れが変わってくる。
4Aの練習で捻挫もなかったかもだし、3・・もうやめよう(たらればごめんね)

パラレルワールドには結弦君が三連覇してる世界があったとして、
想像してみたんだけど・・・
三連覇は、またとんでもないお祭りになったのは必定としても、その後は・・・
これは結果論なんだけど、凄すぎてしまう存在になってしまって
もしかしたら今以上に、魑魅魍魎の部類からのネットなどの場で色々言ってくる言葉に辛い目に遭ってしまってたかも・・・・
などと、考えてしまってですね。
(まぁ奴らはどう転んでも文句を言う暇な輩ではあるけど)

父が生前、よく言ってた「友達なくす」って言葉を思い出した。
あまりに強すぎたら、勝ちすぎたら嫌われるっていう意味なんですけど、
例えば、我が家でお盆やお正月恒例の家族だけの麻雀大会時に、
ずっと連続で勝ち続けて、圧倒的に大勝ちしてたりすると

「もう、いい加減にしとけ〜(家族麻雀だからええけど)
よそでこんな勝ち方やったら友達なくすぞ(笑)」

要するに連勝するのもいいけど、あまりに勝ちすぎて他より飛び抜けて
強い事を見せつけると、嫌われるという・・。
(昔、北の湖という大横綱がいましたよね。あんな感じ?!
にくらしさすら漂う強さだった記憶)

だから、もう、これでよかったんだと・・・。
そう思う方向に無理やり持って行ってるんですよ。


痛み止めを胃腸が壊れるくらい飲んででも、普通なら棄権する大怪我を受傷をした身体で4Aに挑戦した北京五輪。

4Aが認定された事がわかった瞬間のNHKのインタビューでの彼は、
滅多に泣かない私でも、堪えきれず涙した。
「少しは報われました」とマスク越しの笑顔を向けるまでの、
「そっか〜・・・そっか・・」と、泣きそうになりながら、
下を向いて噛み締めるように呟いてたあの姿は忘れられない(涙)

スケートの神とは、なんと超ド級のMなんや?!(怒)
穴あけてメンタル盛大に削っといて、ご褒美はそれだけ?!とも思うけど、本気で結弦君を気に入っての所業なら腑に落ちる。

満足はさせない・・まだまだお前のスケートが観たいゆえな・・と。


でも、
彼だって生身の人間。アニメのキャラじゃない。
どんなに、ずっとずっと試合で舞う美しい結弦君が観たい!って
欲したとしても・・
もう痛み止めを飲んでまでの演技は私には、(私だけかもですが)
心が、胸が痛くて辛い。
また彼は本当に美しく尊い舞いを魅せてくれるから、
その見えない痛みや苦労をつい、忘れてしまう

人間の欲望っていうのは際限がない。
つい、観れる喜び、眼から受ける快楽に流されてしまって
もっと!もっと観たい!一生現役を続けて欲しい!って
観たい欲望だけに支配される

いつも演技中は、彼が痛みと戦ってる事を表に全く出さずにいるから
夢の世界へ連れて行ってくれるから

あぁ・・私、麻痺してるなぁと、ふと冷静になる。
彼の辛さが続くのは・・・本当に切ないんですよ。
(↑痛みを想像してしまって勝手に辛くなるあぶねー奴)

心底、彼が怪我の痛みから解放されて欲しい。
どこも痛くないくらい脚が回復して、彼自身が
「楽しいからやりたいんだ!」とフギュアスケーターを続けてくださるのであれば、喜んで応援をし続けられるんですよ。

だから、今は、もう、無理はしないで、ゆっくりと休養して欲しい・・。

どんなフィールドであろうと、結弦君が決めた道をまた歩み始める日まで・・・・・いつまでも、待っています。



















コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です